

絵の教科書(絵手本)として作られた、北斎のスケッチ集です。文化11年(1814年)、北斎55歳のときに初編が名古屋の版元・永楽屋東四郎から出て大評判となり、死後の明治11年(1878年)までに全十五編、およそ4000図。人物・動物・草木・風景・建物・妖怪まで、「世の中の描けるものぜんぶ」を集めた百科事典のような本です。
色は、墨・うす墨・肌色の三色。これがもともとの摺りの姿で、あとから誰かが塗ったものではありません。19世紀のヨーロッパへ渡って印象派の画家たちを驚かせ、「MANGA」という言葉が海外へ知られるきっかけにもなりました。